恩納村の周辺には、世界有数の美しいサンゴ礁が広がっており、村民一人一人の自然環境に対する意識向上と自然環境の保全・育成および地域資源を生かしたブランドの確立を目指した「サンゴの村宣言」がされています。その考え方や取組みが高く評価され、2019年度には内閣府から「SDGs未来都市」に選定されています。
恩納村では、村内の農家が畑の周囲に緑肥植物を植え、養蜂と組み合わせて収益性を高めることにより持続的な赤土流出対策を目指した村独自の取り組み「ハニー&コーラル・プロジェクト」が行われています。
今回は、農業関係者、漁業関係者、ダイビングショップなどの関係者の協働により、「トラッシュ・カバークロップ対策」が行われました。当日は、当センターSDGs事業実行班の岩村も参加しました。
本取り組みには「コロナ禍での環境保全活動給付金というような形で保全活動事例を作れないか?」という思いが込められています。つまり、休業状況にあるダイビングショップの職員に有償で保全活動を行ってもらう、という仕組み作りへのチャレンジです。
赤土が畑の外に流れ出ていくのを食い止めるためのトラッシュ(サトウキビの搾りかすなど)。次々と運ばれてきます。
自分たちの海を守るために、皆楽しみながら黙々と取り組んでいました。
関係者が力を併せて敷き詰めたトラッシュ。達成感もひとしおです。
畑の周りには「ベチバー」というイネ科の植物を植えて、赤土流出防止効果を高めます。
当取り組みは、恩納村のR2活動報告書に掲載されました。
当センターは、SDGsの達成に繋がる取組を応援し、積極的に参加します!