一般財団法人 沖縄県環境科学センター

INFECTIOUS DISEASE COUNTERMEASURES

感染症対策

消毒剤の安全噴霧による除菌試験

BACTERICIDAL TEST BY SAFE SPRAYING OF DISINFECTANT

接触感染があり、対策としてはアルコールなどの
消毒剤による拭き掃除が有効

除菌試験について

新型コロナウイルスの感染経路の1つに接触感染があり、対策としてはアルコールなどの消毒剤による拭き掃除が有効です。

しかし、毎日の拭き掃除は手間がかかって大変です。

そこで、室内を安全かつ効率的に除菌する手法の検討・確立を目的として、次亜塩素酸水の噴霧による除菌試験を自主研究として実施しました。

○人の居ない時間帯での噴霧

なお、厚生労働省では、消毒剤の人の眼や皮膚への付着や、吸い込むおそれのある場所での空間噴霧を推奨していません。よって、従業員の安全・安心を確保するため、人が居ない時間帯に次亜塩素酸水を自動噴霧することを前提条件としました。

条件検討を重ねた結果、人の居ない時間帯にて、部屋全体の一般生菌を効率的に除菌できました。 弊社の除菌試験の技術を広く活用して頂くことで、仕事の効率化や、皆様の安全・安心な生活に寄与できますと幸いです。

○主な活用先

本技術の主な活用先として下記を想定していますが、これ以外にも気になる方がおられましたら、是非お声掛けください。

①不特定多数の方が利用する施設 ... ホテル、飲食店、販売店、学校、役所、集会場、事務所など
次亜塩素酸水噴霧による除菌試験を実施し、施設にあった運用方法を提案します。
②除菌設備を設置・運用しているが、効果を確認できていない施設
設置済の設備を用いて、除菌効果の確認試験を行います。
○注意

「次亜塩素酸水」と塩素系漂白剤等に用いられる「次亜塩素酸ナトリウム」は違うものです。

次亜塩素酸ナトリウムは人体への刺激性が強く危険です(噴霧できません)。「次亜塩素酸ナトリウム」を水で薄めただけでは「次亜塩素酸水」にはなりません。

除菌試験結果の概要

<試験場所>
会議室(17.8畳)、大きな事務室(96.2畳)
<使用した消毒剤>
レドックスター(非電解型 次亜塩素酸水)
<噴霧方法>
自動タイマーにより、人の居ない時間帯(夜中3~4時半)に次亜塩素酸水を噴霧
<試験方法>
試験区(噴霧あり)と対照区(噴霧なし)にて、一般生菌の検査を実施
<評価方法>
一般生菌の除菌率を確認(※新型コロナウイルスの除去率ではありません)
<除菌率>
99.4%(会議室)、92.7%(大きな事務室)
<試験状況>
  • 会議室

    会議室

  • 大きな事務室

    大きな事務室

価格(目安)

170,500円(税込)~

  • 試験場所、内容、試験回数等により異なります。

お問い合わせ

消毒剤の安全噴霧による除菌試験」に関する詳細なお問い合わせは、下記までお願いいたします。

○担当:生活科学部 辻本(つじもと)・風岡(かぜおか)

消毒剤の安全噴霧による除菌試験と
SDGsの関係

○目標3
すべての人に健康と福祉を(安全・安心)
○目標8
働きがいも経済成長も(皆さまの今後の事業に少しでも役立てれば幸いです)
○目標11
住み続けられるまちづくりを(持続可能なまちづくりに寄与します)
○目標12
つくる責任つかう責任(新しい生活様式に必要な、衛生管理の意識づけに寄与します)
消毒剤の安全噴霧による除菌試験とSDGsの関係
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