一般財団法人 沖縄県環境科学センター

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【SDGs取組み/vol.18】恩納村の赤土流出防止対策の活動に参加してきました!

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2021.05.12

5/11(火)に、恩納村の赤土流出防止対策の活動に参加してきました!

キレイなサンゴ礁

恩納村の周辺には、世界有数の美しいサンゴ礁が広がっており、村民一人一人の自然環境に対する意識向上と自然環境の保全・育成および地域資源を生かしたブランドの確立を目指した「サンゴの村宣言」がされています。その考え方や取組みが高く評価され、2019年度には内閣府から「SDGs未来都市」に選定されています。

恩納村では、村内の農家が畑の周囲に緑肥植物を植え、養蜂と組み合わせて収益性を高めることにより持続的な赤土流出対策を目指した村独自の取り組み「ハニー&コーラル・プロジェクト」が行われています。

今回は、農業関係者、漁業関係者、ダイビングショップなどの関係者の協働により、「トラッシュ・カバークロップ対策」が行われました。当日は、当センターSDGs事業実行班の岩村も参加しました。

本取り組みには「コロナ禍での環境保全活動給付金というような形で保全活動事例を作れないか?」という思いが込められています。つまり、休業状況にあるダイビングショップの職員に有償で保全活動を行ってもらう、という仕組み作りへのチャレンジです。

トラッシュカバープロップ

赤土が畑の外に流れ出ていくのを食い止めるためのトラッシュ(サトウキビの搾りかすなど)。次々と運ばれてきます。

みんなで畑仕事は楽しい

自分たちの海を守るために、皆楽しみながら黙々と取り組んでいました。

畑一面に敷き詰められたトラッシュ

関係者が力を併せて敷き詰めたトラッシュ。達成感もひとしおです。

ベチバーの植栽

畑の周りには「ベチバー」というイネ科の植物を植えて、赤土流出防止効果を高めます。

当取り組みは、恩納村のR2活動報告書に掲載されました。

「農業+漁協+観光協会」の協働パートナーシップの記事はコチラ!
「Honey&Coral Project」R2活動報告書(全体版)はコチラ

当センターは、SDGsの達成に繋がる取組を応援し、積極的に参加します!


【Honey&Coral ProjectとSDGsとの関係】

・目標4:質の高い教育をみんなに(SDGsの取組みの積極的な広報)
・目標8:働きがいも経済成長も(コロナ禍におけるダイビング関係者の雇用創出と赤土流出防止対策の両立)
・目標11:住み続けられるまちづくりを(持続可能な発展のため、皆で助け合い、地域の資源を有効に活用)
・目標12:つくる責任つかう責任(サトウキビの搾りカスなどの材料を有効に活用)
・目標14:海の豊かさを守ろう(赤土流出防止対策によるサンゴ礁の保全)
・目標15:陸の豊かさも守ろう(赤土流出対策のための積極的な植栽など)
・目標17:パートナーシップで目標を達成しよう(産学官連携、農業・漁業・観光業などの関係者が一丸となった活動)


【恩納村のサンゴ礁保全に関するお問い合わせ】

恩納村のサンゴ礁保全に関するお問い合わせは、下記までお問合せ下さい!
自然環境課/長田、金井(TEL:098-875-5208)


【SDGsに関するお問い合わせ】

SDGsに関するご相談は、下記までお問合せ下さい!
SDGs事業実行班/岩村、赤嶺、新居、山城、佐久川(TEL:098-875-5208

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