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3/2(火)と6(土)に、八重瀬町種苗センターで「農業とSDGs・循環型農業について」の講習会を行いました!

講習風景

八重瀬町バイオガスプラント(メタン発酵施設)は八重瀬町所管の施設です。(株)八重瀬堆肥センターが施設を管理・運営し、循環型農業に取組んでいます。八重瀬町種苗センターは、農家になりたい方の支援を目的として、農業の基礎知識や技術を普及する施設です。今回は、種苗センター様の講座枠のなかで講習会を開催させて頂きました。

講師は、(株)八重瀬堆肥センターの新里菊也社長と当センターの風岡雅輝が担当しました。SDGsの観点から、循環型農業の必要性、八重瀬町バイオガスプラント(メタン発酵施設)から得られるエネルギーの利用、バイオ液肥を使った作物の栽培などについてご説明しました。2時間の長丁場のなか終始熱心に聞いて頂き、質問も尽きず、時間切れとなってしまいました!

講習会の最後には、(株)八重瀬堆肥センターの職員から希望者の皆さまに、バイオ液肥のサンプルが配られました(当センターの職員も頂きました!)。SDGsの活動を支援する当センターとしても、より多くの方がバイオ液肥を利用されることで、循環型農業の促進と普及につながることを願っております。

サンプルを配布する様子

「さっそく使ってみよう」、「どのくらい撒けばいいの?」、「今後は、どこにもらいに行けばいいの?」など、皆さま興味津々のご様子でした。

無料散布の様子

現在八重瀬堆肥センターでは、無料でバイオ液肥のサンプルを配布しています。ご希望があれば、畑への散布も無料で行っています。注)バイオ液肥のサンプル、畑への散布をご希望の際には、電話によりお問合せ下さい(TEL:098-840-7671)。

自然災害等のリスクが高く、多くの島々で成り立つ日本では、災害などに強い自立分散型社会の形成が求められています。エネルギーと農作物の自給自足、地産地消に役立つメタン発酵施設の運用や循環型農業は、島しょ地域である沖縄において非常に大切な取組です。

当センターは、今後もSDGsに関する取組の普及・啓発に努めて参ります!

【メタン発酵施設・循環型農業とSDGsとの関係】
目標6:安全な水とトイレを世界中に(糞尿の適正処理による水域の汚染防止)
目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに(未利用でクリーンなエネルギーを回収)
目標11:住み続けられるまちづくりを(自律分散型社会の形成を促進)
目標12:つくる責任つかう責任(ごみを有機肥料のバイオ液肥、堆肥にリサイクル)
目標13:気候変動に具体的な対策を(クリーンエネルギーの回収・利用で地球温暖化対策)
目標15:陸の豊かさを守ろう(有機肥料のバイオ液肥、堆肥の利用により肥沃な土壌に)
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう(循環型農業は、多様な関係者の協力関係で成り立ちます!)
メタン発酵施設・循環型農業等に関するお問い合わせ
メタン発酵施設・循環型農業等に関するご相談は、下記までお問合せ下さい!
生活科学部/風岡、嘉数(TEL:098-875-1941)
SDGsに関するお問い合わせ
SDGsに関するご相談は、下記までお問合せ下さい!
SDGs事業実行班/岩村、赤嶺(TEL:098-875-5208)