【マメ知識】バイオガスプラントとは?
家畜から排出される糞尿や、余ってしまった食品をメタン発酵させ、そこから発生したメタンガスをエネルギーとして活用する施設です。八重瀬堆肥センターでは、発酵後に残った液体を作物の肥料としても利用しています。
八重瀬町では、総合的な学習の時間を活用し“将来の仕事や生き方、進路選択に役立てる”をコンセプトに、各業界の職業人を招いた「職業人講話」が開催されています。
今回、八重瀬町様より(株)八重瀬堆肥センターの新里代表に、東風平中学校1年生生徒の皆さんに向けた講演依頼がありました。当センターは、バイオガスプラントの研究のご縁で同席しました。本講話は、「バイオガスプラントについて」、「循環型農業とSDGsについて」の2部構成でお送りしました。
第1部は、八重瀬堆肥センター新里代表からバイオガスプラントの仕組みと八重瀬堆肥センターが目指すエネルギー循環型社会のビジョンについて、お話がありました。
※自律分散型社会の構築(強固なまちづくり)
現在、沖縄県内の電力会社は1社しかありません。供給施設が2つ、3つと増えることで、大規模な災害などに負けない強固なまちにすることができます。八重瀬堆肥センターでは発電に取り組んでいます!
家畜から排出される糞尿や、余ってしまった食品をメタン発酵させ、そこから発生したメタンガスをエネルギーとして活用する施設です。八重瀬堆肥センターでは、発酵後に残った液体を作物の肥料としても利用しています。
第2部は、当センターで生活環境の調査研究に取り組んでいる風岡から、循環型農業の概要と循環型農業が実現するSDGsについて、お話しました。
生徒の皆さまが日々の学校生活の中で「個人で」取り組むことができるSDGsの例をお示ししました。その後「地域で」「社会で」取り組めるSDGsを、循環型農業を例に挙げながら将来どのような社会にしていきたいか、実現のためにはどんな目標を掲げたら良いかを皆さんに考えていただきました。
長丁場で少し難しい内容ではありましたが、生徒の皆さんが熱心に耳を傾ける姿が見受けられ、SDGsの取り組みを積極的に伝えていくことの責任と重要性を改めて感じました。 今回、講話の機会を下さいました(株)八重瀬堆肥センター様、八重瀬町様、誠にありがとうございました。
最後に…
余ってしまった、または形が悪く捨てられてしまった食べ物。。。
バイオガスプラントを活用することで、エネルギーと肥料に生まれ変わります!